フットボールチャンネル

久保建英が「バジャドリードを断ったのは間違い」。スペイン紙記者が考えるブレークの条件は?

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英 最新ニュース

久保建英
【写真:Getty Images】



「主役の座と確かなプレー時間が必要」

 スペイン1部レアル・マドリードに所属するサッカー日本代表のMF久保建英は、バジャドリードへの移籍を断ったという。スペイン『アス』が伝えた。



【今シーズンの久保建英はDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴】


 2019年にレアル・マドリードの一員となった久保は、スペイン各地に期限付き移籍して経験を積んでいる。昨季はマジョルカでプレー。現在は新シーズンの所属クラブがどこになるかが注目されているところだ。

 その中で久保に強い関心を持っているクラブがバジャドリードだと報じられていたが、久保側が断ったとされている。

 報道によると、久保や代理人は、欧州カップ戦で戦うようなクラブでのプレーを優先に考えており、昇格組のバジャドリードへの移籍は望まなかった。

 同紙のロベルト・アントリン記者は、久保のこの判断が正しくないと考えている。

 同記者は、東京五輪での久保の活躍に触れ、「チーム全体が彼のためにプレーしているような状態で、とても際立っていた」とつづり、「彼が優先すべきは、自身がフィットするプレースタイルと成長し続けられる環境」だとしている。その環境が、定位置確保が微妙なソシエダではなく、バジャドリードではないかと指摘した。

 さらに同記者は、久保の才能を評価してブレークのタイミングはいつきてもおかしくないとしている。ただし、「そのためには主役の座と確かなプレー時間が必要」とも。マジョルカでもシーズンのプレー時間が2000分間に満たない中でのステップアップに疑問がある様子だ。

 アントリン記者は、「バジャドリードであれば重要な存在になれるはず。オファーを断ったのは間違いだったと思う」と自身の意見を記した。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top