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消えた逸材…。アーセナルで神童と呼ばれた5人の今。ガラスの天才、セスクの背中を追いかけた男も

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:カール・ジェンキンソン(無所属/元イングランド代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1992年2月8日
在籍期間:2011年7月~2019年8月
アーセナル通算成績:70試合1得点5アシスト

 この男がかつてスリーライオンズ(イングランドの愛称)の一員だったことを覚えている人は数少ないだろう。10代にしてチャールトンのトップチームで台頭したことから注目を集めたカール・ジェンキンソンは11年夏にアーセナルに引き抜かれた。しかし、当時のアーセナルにはバカリ・サニャという絶対的な右SBがいたため、バックアッパーとしての起用が殆どだった。

 ジェンキンソンが最も輝いていたのはアーセナルではなく、ローン移籍で加入していたウェストハム時代だ。2シーズン合計で59試合に出場と主力選手としてプレーした。しかし、この時に負った右膝の前十字靭帯断裂の大怪我が後に大きく響くこととなる。

 約1シーズンをリハビリに擁し、復帰を果たすもトップコンディションに戻すことはできなかった。アーセナルからの完全移籍で19年夏にノッティンガム・フォレストに加入するも、2年間で15試合の出場に留まった。2021/22シーズンは開幕から構想外となり、22年1月にAリーグ(オーストラリア)のメルボルン・シティに加入。ウェストハムに在籍していた2015/16シーズン以来となる二桁試合以上を達成した。現在は22年夏にフォレストと契約満了となったことで30歳にしてキャリア初の無所属となっている。Aリーグではまずまずの活躍を披露していたため、オーストラリア国内での移籍の可能性もあり

【了】

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