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消えた逸材…。アーセナルで神童と呼ばれた5人の今。ガラスの天才、セスクの背中を追いかけた男も

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ジョエル・キャンベル(クラブ・レオン/コスタリカ代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1992年6月26日
在籍期間:2011年8月~2018年8月
アーセナル通算成績:40試合4得点6アシスト

 現在30歳にしてコスタリカ代表歴代5位の117試合に出場しているジョエル・キャンベルもかつてはアーセナルに所属していた。19歳の時にアーセナルに引き抜かれるも労働許可証の問題や出場記録が少ないことでローン移籍を繰り返した。最終的に7年間所属していたが、実質アーセナルでプレーしたのはわずか1年半だった。

 その間に開催された2014年のブラジルワールドカップでキャンベルは見事な活躍を披露していた。ウルグアイ、イングランド、イタリアと同組となったコスタリカ代表だったが、初戦のウルグアイ戦でキャンベルが1ゴール1アシストの活躍で強豪を撃破。このグループを2勝1分と首位通過を果たし、当時21歳だったキャンベルの評価は急上昇していた。

 しかし、アーセナルでは継続して活躍することができず、当時セリエAに所属していたフロジノーネを経て19年1月からはメキシコリーグに活躍の場を移している。圧倒的な活躍をしているわけではないが、モンテレイに所属していた2021/22シーズン後半は15試合で4ゴール1アシストとまずまずの活躍を披露している。30歳にして8ヵ国、11のクラブでプレー経験のあるレフティーはようやく安住の地を見つけたようだ。

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