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消えた逸材…。リバプールで神童と呼ばれた5人の今。U-17W杯得点王、NEWデコと評された天才

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

エミリアーノ・インスーア(ラシン・クラブ/元アルゼンチン代表)

インスーア
【写真:Getty Images】


生年月日:1989年1月7日
在籍期間:2007年1月~2011年8月
リバプール通算成績:62試合1得点5アシスト

 アルゼンチンのレジェンド、ロベルト・アジャラの後継者と呼ばれたのが、エミリアーノ・インスーアだ。ボカ・ジュニアーズの下部組織でキャリアをスタートした同選手は、2007年1月にリバプールにレンタルで加入。その才能を評価され、06/07シーズン終了後に完全移籍を果たした。

 しかし、加入当初はヨン・アルネ・リーセやファビオ・アウレリオらの存在によりベンチ外が続いた。2008年7月にリーセが退団した後は徐々に出場機会を増やし、09/10シーズンにはスタメンに定着したが、同シーズン終了後にラファエル・ベニテス監督が解任。新監督として就任したロイ・ホジソン監督の下では構想外となり、2010年8月にガラタサライへレンタルに出された後、2011年にスポルティングCPへ完全移籍で出されてしまった。

 その後、スペインやドイツ、アメリカでプレーしたインスーアは、2021年2月にクラブ・アトレティコ・アルドシヴィへ加入。母国へ帰還した。今年1月には、アルゼンチン代表で共に戦った同胞、フェルナンド・ガゴ監督率いるラシン・クラブへ移籍。33歳となった現在はLSBからCBにポジションを変え、チームを支えている。

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