フットボールチャンネル

消えた逸材…。リバプールで神童と呼ばれた5人の今。U-17W杯得点王、NEWデコと評された天才

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

リバプール最新ニュース

若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回はリバプールで大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人の選手の今を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参照)


フロラン・シナマ=ポンゴル(現役引退/元フランス代表)

シナマ=ポンゴル
【写真:Getty Images】

生年月日:1984年10月20日
在籍期間:2003年7月~2007年7月
リバプール通算成績:65試合9得点3アシスト


【今シーズンの海外サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴】


 FIFA U-17ワールドカップにU-17フランス代表として出場したフロラン・シナマ=ポンゴルは、全6試合で9得点をマーク。エースとしてフランスを優勝に導き、自身は得点王に輝いた。その活躍により、18歳でリバプールへ加入した。グループリーグ突破がかかった04/05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第6節のオリンピアコス戦では、1点ビハインドの後半頭から出場すると、わずか2分でゴール。リバプールを逆転勝利に導いた。

 シナマ=ポンゴルは活躍を期待されていたが、当時のリバプールにはマイケル・オーウェンやミラン・バロシュらが在籍していたため、出場機会は限られていた。2006年1月にはブラックバーンへレンタル移籍に出されたが、ここでも結果を残せず。プレミアリーグで苦戦した同選手は、同年8月に当時ラ・リーガに所属したレクレアティーボ・ウェルバへレンタルで加入。スペインで結果を残したことで06/07シーズン後に完全移籍となり、リバプールを退団した。

 その後、アトレティコ・マドリードでプレーしたシナマ=ポンゴルは、スポルティングCPやFCロストフなど世界各国を渡り歩き、34歳でスパイクを脱いだ。現在はフランステレビ局の『カナル・プリュス』にコンサルタントとして所属し、様々なサッカー番組に出演している。サッカー選手としては大成功しなかったが、第2のキャリアは順風満帆のようだ。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top