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消えた逸材…。リバプールで神童と呼ばれた5人の今。U-17W杯得点王、NEWデコと評された天才

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

ダニエル・パチェコ(グールニク・ザブジェ/スペイン)

パチェコ
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年1月5日
在籍期間:2007年7月~2013年9月
リバプール通算成績:17試合0得点1アシスト

 バルセロナのカンテラ(下部組織)が生んだ”新星”ダニエル・パチェコは、16歳の頃にリバプールの下部組織に加入。18歳でトップチームデビューを果たすなど、この逸材への期待は大きかった。しかし、現実はそれほど上手くいかなかった。

 デビューを飾った09/10シーズンがリバプールの低迷期だったこともあり、パチェコにはなかなかチャンスが与えられず。当時チャンピオンシップ(2部リーグ)に所属していたノリッジやラージョへのレンタル移籍を経て2012年夏に復帰するも、12/13シーズンにトップチームでプレーしたのはカップ戦3試合のみ。U-21プレミアリーグでは、9試合4得点6アシストの活躍をみせたが、トップチームに呼ばれることはなく、2013年6月に契約満了となった。

 退団後はレアル・ベティスやヘタフェに加入したが、リバプール在籍時同様にレンタル移籍を繰り返す日々。2018年に加入したマラガでは、2シーズンに渡り主力として活躍したが、2020年10月にクラブの業績悪化により契約解除となった。かつて”新星”と呼ばれ、31歳となったパチェコは、現在ポーランド1部に所属するグールニク・ザブジェでプレーしている。

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