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チェルシー22/23シーズン予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。主力の退団&オーナー交代でどうなる?現状のベストメンバーは…

シリーズ:予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


カイ・ハフェルツ(ドイツ代表/背番号29)
生年月日:1999年6月11日

 シャドーのポジションが本職だが、昨季はロメル・ルカクの不振やティモ・ヴェルナーのワントップへの適正のなさも影響し、シーズン後半戦の多くの試合で、最前線で起用された。その効果もあって後半戦だけで6得点2アシストとチェルシー加入後では最も得点に絡んだ時期となった。

 今季はルカクが退団、ヴェルナーの序列も下がっているため昨季同様の起用法となる可能性もあるが、プレシーズンマッチのウディネーゼ戦では新加入のラヒーム・スターリングが最前線に入り、ハフェルツがツーシャドーの一角で出場している。トーマス・トゥヘル監督は前線の選手の立ち位置を流動的にする傾向にあるため、相手チームの状況に応じてトップかシャドーで使い分けることになるだろう。

メイソン・マウント(イングランド代表/背番号19)
生年月日:1999年1月10日

 昨季は「チェルシー期待のホープ」から「チェルシーの心臓」へと立ち位置が変わったシーズンとなった。怪我による離脱をほとんどせず、プレミアリーグではどちらもキャリアハイの11得点10アシストを記録。マウントの他にシーズン二桁ゴール二桁アシストを記録したのはモハメド・サラー(リバプール)とジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)の2選手しかいないことからも素晴らしい活躍だったことがわかるだろう。

 今季も昨季に引き続きツーシャドーの一角が主なポジションとなる。新加入のスターリングとはイングランド代表でともにプレーした経験もあるため、スムーズに関係性を構築することが可能だろう。マウントが毎シーズン成長すると同時に彼に対する依存度は高まっているため、11月にワールドカップが開催される今季は例年以上にコンディショニングには気を付けなければいけない。

ラヒーム・スターリング(イングランド代表/背番号17)
生年月日:1994年12月8日

 チェルシーにとっては今季最大の目玉補強だろう。27歳にして5シーズン連続でプレミアリーグ二桁ゴールを記録している実力は伊達ではなく、これだけの実績のある選手を5600万ユーロ(約67.2億円)で獲得できたのは大バーゲン価格と言えるだろう。

 スターリングは前線であればどこのポジションでもプレーできる選手だが、ウディネーゼとのプレシーズンマッチでは最前線に配置され、頻繫にボールを受けに中盤に降りてくる「0トップ」のような起用法をされていた。シティ時代にこのやり方には慣れているため、スムーズにプレーできており、開幕から結果を出すのは間違いない。

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