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レアル・マドリード予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。即戦力級の2人を補強! 現状のベストメンバーは…

シリーズ:予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

MF紹介


【写真:Getty Images】


カゼミーロ(ブラジル代表/背番号14)
生年月日:1992年2月23日
21/22リーグ戦成績:32試合1得点4アシスト

 今季もレアル・マドリードを中盤底から支えるのはこのブラジル代表戦士で間違いない。世界トップクラスのフィジカル、そして優れた危機察知能力を駆使してゴール前に侵入してきた相手をことごとく返り討ちにできる守備的MFで、この男以上の“番人”を見つけるのは難しい。それが、マドリーという世界最高のクラブで長年主力を張り続けてこれた何よりの証である。

 過去5シーズンで公式戦プレータイムが3000分未満となったことは1度もなく、その稼働率はチーム内でも屈指のものとなっている。しかし、今季はモナコよりフランス代表MFオーレリアン・チュアメニが加入。ポジションをいきなり奪われるような心配はなさそうだが、確実に言えるのはこれまでよりかは負担が軽くなるということだろう。

ルカ・モドリッチ(クロアチア代表/背番号10)
生年月日:1985年9月9日
21/22リーグ戦成績:28試合2得点8アシスト

 キリアン・エムバペやアーリング・ハーランドも確かに怪物だが、レアル・マドリードの10番もかなりの怪物である。現在36歳と大ベテランの域に達しているが、衰えを感じさせるどころか凄みが増している印象さえ受ける。昨季は公式戦45試合に出場。とくにチャンピオンズリーグ(CL)での活躍は素晴らしく、決勝トーナメントでは3試合連続でアシストを記録していた。

 足元のテクニックは言わずもがなワールドクラスで、厳しいプレッシャーを受けても涼しい顔で無力化する。右足アウトサイドから繰り出されるパスはもはや芸術作品と言っても過言ではなく、守備で汗をかくことも厭わないなど、MFとしてまさにパーフェクトな存在だ。今年で37歳となるが、まだまだポジションを譲る気はないだろう。

トニ・クロース(元ドイツ代表/背番号8)
生年月日:1990年1月4日
21/22リーグ戦成績:28試合1得点3アシスト

 一時は限界論も囁かれたが、自らの力でそうした雑音をかき消し、現在に至るまでレアル・マドリードで確かな居場所を築き上げてきた。現在32歳とベテランの域にいるが、そのパススキルは全く錆びついておらず、相変わらずゲームメーカーとしての高い能力を見せつけている。今季もカゼミーロ、ルカ・モドリッチと共に中盤を支えていくだろう。

 ただフェデリコ・バルベルデやエドゥアルド・カマビンガが伸びている中、絶対的なレギュラーとは言い難い。それを証拠に、将来年俸に見合う活躍ができるか不透明との理由でクラブからの契約延長オファーを保留としている状態だ。結論は来年に決めるということで、もしかするとマドリーで過ごす最後のシーズンということになるかもしれない。

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