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強いバルセロナが戻る“予兆”とは? シャビが施す現代風のアレンジとペップ&クライフの面影【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 本田千尋 photo by Getty Images

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リーガ・エスパニョーラ第3節、バルセロナ対バジャドリードが現地時間28日に行われ、4-0でバルセロナが快勝した。ロベルト・レバンドフスキをはじめ大型補強を敢行して臨む今季、シャビ監督率いるバルセロナはどのように進化していくのか。この大勝は、強いバルセロナが戻ってくる予感がするものだった。(文:本田千尋)


バルサらしかったバルサ


【写真:Getty Images】

 “強いバルサ”が戻ってきたのだろうか。

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 現地時間8月28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節。FCバルセロナはホームでバジャドリードに4-0で完勝した。新戦力のロベルト・レバンドフスキが持ち前の決定力を発揮して24分と64分に2ゴールを決めた他、その間の43分にはペドリが2列目から飛び出してシュートを決め、その技術の高さを証明した。

 バルサは試合を通してボール・ポゼッションを高め、相手がボールを持った時にはチームとして強度の高いプレッシングを実現し、69分と70分の場面にカウンターからゴール前に迫られた場面以外は、バジャドリードにチャンスらしいチャンスを与えなかった。

 後半のアディショナルタイムには、レヴァンドフスキのシュートが敵GKの手で防がれてバーに当たって跳ね返ったボールを、セルジ・ロベルトが押し込んでダメ押し弾。まさに往年のペップ・バルサを彷彿とさせるような、カンプ・ノウでの完膚なき勝利だった。

 では、今回のバジャドリード戦のシャビ・バルサの、どのあたりがペップ・バルサらしかったかというと、何より守備面だ。

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