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中島翔哉の新天地は夏のうちに決まるか? ポルトでは構想外、ポルティモネンセ移籍の可能性消えず

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



中島翔哉の新天地はどこに?

 ポルトで構想外となっている元日本代表MF中島翔哉の新天地は、この夏のうちに決まるだろうか。



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 昨季はポルトガル1部のポルティモネンセに期限付き移籍していた中島は、シーズン終了後に一旦保有元のポルトに復帰。しかし、セルジオ・コンセイソン監督の構想には含まれておらず、オフシーズン中に昨年負った骨折の手術の際に足に入れていた金属プレートを取り除く処置を受けてリハビリ中とも伝えられていた。

 ポルトガルの夏の移籍市場閉幕は9月1日。同国紙『レコルド』によれば、期限ギリギリに慌ただしい動きを見せているポルティモネンセが再び中島の獲得に動いているという。

 ポルティモネンセは8月31日にFWウィリントン・アポンザを2部のコヴィーリャにレンタルで放出。正GKサムエル・ポルトガルをポルトに売却することが内定している。また、守備の要であるDFウィリアンが3年契約でロシアの強豪CSKAモスクワへ移籍することが決定的になっている。

 そのうえで市場最終盤での補強ポイントは、サムエルの代役となるGK、ウィリアンの抜けた穴を埋めるセンターバック、トップ下で攻撃の中心を担えるクリエイター、そして層の薄い前線のウィンガーだという。

『レコルド』紙などによれば、GKにはポルトガル1部のサンタ・クララから23歳のリカルド・シウバを獲得する見込み。ウィンガーにはポルトからFWフェルナンド・アンドラーデが加入することになりそうだ。

 残すはトップ下とセンターバックで、後者はまだ適役が見つかっていない。しかし、前者は中島がポールポジションにいるようだ。

 中島はポルトとの契約が残り2年となっており、クラブとしては夏の間に完全移籍で売却して投資分の資金を回収したいという狙いがあったと言われる。しかし、リハビリ中ということもあってなかなか買い手が見つからず、今季もポルティモネンセへの期限付き移籍に落ち着く可能性は十分にありそうだ。

 背番号「10」も空いており、ポルティモネンセ側の受け入れ態勢は万全。もし1日のうちに移籍先が決まらなければ、少なくとも半年間はポルトで飼い殺し状態になってしまうかもしれない。市場閉幕までに中島の新天地が無事に決まることを祈りたい。

【了】

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