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ブラジルの16歳“神童”争奪戦でレアルとバルセロナは不利? スペイン移籍が望まれない理由とは

text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・マドリード最新ニュース


【写真:Getty Images】



プレミアリーグ勢やPSGなども獲得争う

 ブラジルの“神童”を巡る争奪戦で、レアル・マドリードやバルセロナは不利な立場に置かれることになるのかもしれない。パルメイラスのFWエンドリックの移籍の見通しについてブラジル『グローボエスポルチ』が伝えている。



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 現在16歳のエンドリックはパルメイラス下部組織でスーパーゴールを連発するなどの活躍を見せ世界的に注目を集めている有望株。マドリーやバルセロナのほか、プレミアリーグのビッグクラブやパリ・サンジェルマンなど多くのクラブからの関心がすでに噂されている。

 欧州への移籍が可能となるのは18歳の誕生日を迎えてからとなるが、エンドリックとの早期契約に向けた争いはすでに始まっているようだ。だがパルメイラスは、同選手をスペインへ移籍させることには消極的だとブラジル紙は伝えている。

 その理由は、スペインのクラブがブラジルのクラブから選手を獲得する際には約15%の税金が発生すること。従ってパルメイラスとしては、仮に同額の移籍金が提示されたとすれば、スペイン以外からのオファーに応じた方が実際に受け取る金額は高いということになる。

 パルメイラスが2018年にコロンビア代表DFジェリー・ミナをバルセロナに売却した際にも、この規定によりトラブルが発生したことがあった。パルメイラスとしてはその二の舞いを避けたいと考えているようだ。

 今年夏にパルメイラスと初のプロ契約を交わしたエンドリックには、6000万ユーロ(約83億7000万円)の契約解除金が設定されている。将来的な欧州ビッグクラブ行きは確実視されているが、神童を手に入れるクラブはどこになるのだろうか。

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