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アフリカの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ジェルヴィーニョ

1222-ジェルヴィーニョ
【写真:Getty Images】


MF:ジェルヴィーニョ(コートジボワール代表/アリス・テッサロニキ)
生年月日:1987年5月27日
コートジボワール代表:88試合23得点25アシスト

 スピードを武器とするドリブラーには、特に怪我がついて回る。後方からのファウルや横からの激しいタックルを受けるため、負傷離脱を繰り返す選手も少なくない。フランスのリールで頭角し、アーセナルなど様々なクラブで活躍したジェルヴィーニョもそのプレースタイル故に数々の負傷を負ってきた。

 09/10シーズン、リールに所属していたジェルヴィーニョはリーグ戦18試合で11得点5アシストを記録した。好調を維持して結果を残し続けていたが、第25節で内側側副靱帯を損傷。離脱期間は長くなかったが、この負傷で調子を落とし、復帰後10試合で2得点2アシストに止まった。だが、翌シーズンになると復活。15得点12アシストを記録し、リールを57年ぶりのリーグ優勝に導いた。

 その後は軽傷を繰り返しながらも、ジェルヴィーニョはアーセナルやローマで活躍したが、2016年に移籍した中国の河北では左膝十字靭帯を断裂。思うようにピッチに立つことができなかった。だが、2018年に加入したパルマでは1年目から二桁得点を記録。イタリアの地で再び復活を果たした。しかし、昨夏にトルコのトラブゾンスポルに移籍すると、11月に再び十字靭帯を断裂。今夏に加入したギリシャのアリス・テッサロニキではここまでリーグ戦3試合に途中出場しているが、3度目の復活を果たすことはできるだろうか。

【了】

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