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久保建英 2年前

久保建英はなぜ苦戦した? トップ下で何もできず…。沈黙の原因とレアル・ソシエダが抱える構造上の問題とは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

久保建英はほぼ何もできず…


【写真:Getty Images】



 ユナイテッド戦で勝利の立役者となった久保は、ダビド・シルバがベンチスタートとなったため、トップ下で先発出場を果たした。

 古巣との一戦で成長した姿を見せたい久保だったが、結論から言うとほぼ何もできなかった。出場時間は前半45分間のみ。守備では随所で奮闘していたが、攻撃面における働きはあまりにも凡庸。それは、下記のスタッツにもよく表れている。

 ボールタッチ数20回、パス数8本(成功率50%)、ドリブル成功数0回、シュート0本、キーパス0本、ポゼッションロスト9回(データサイト『Sofa Score』を参照)。

 スペインメディアからの評価も厳しいものとなっているようだが、それも素直に受け止めるしかない結果である。ユナイテッド戦が良かっただけに、周囲のガッカリ感は大きいかもしれない。

 では、なぜ久保はここまで沈黙してしまったのだろうか。

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