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早くもガッカリ!? 移籍先で大苦戦の5人。サッカー日本代表、ビッグクラブ移籍で苦しむ若き逸材も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ジェド・スペンス(トッテナム/U-21イングランド代表)

【写真:Getty Images】


生年月日:2000年8月9日
移籍金:1470万ユーロ(約17.6億円)
今季成績:1試合0得点1アシスト

 ジェド・スペンスは昨季、ミドルズブラからノッティンガム・フォレストにローン移籍し、不動の右ウイングバックでプレミアリーグ昇格に大きく貢献した。FAカップで対戦したアーセナルのブカヨ・サカが「これまで対峙した中で最も手強かった」と語るなど、抜群のスプリント能力を生かした突破力と粘り強い守備はプレミアリーグでも即通用するかと思われた。

 今夏にはノッティンガム・フォレストが完全移籍での獲得に動くも、最終的にはトッテナムがこの逸材を獲得することに成功した。しかし、既に完成された選手を好むアントニオ・コンテ監督は「クラブによる投資だ」とフロント主導の補強であったことを明かしており、同監督の中での序列はかなり低い。

 スペンスと同じ右ウイングバックのポジションにはエメルソン・ロイヤルとマット・ドハーティがいるため、開幕直後の現在は3番手の立ち位置となっている。そのためほとんど出場機会を得ることができておらず、本稿執筆時点ではカップ戦も含めてプレミアリーグ1試合の出場、それも古巣ノッティンガム・フォレスト戦の90+1分からのみとなっている。エメルソンもドハーティも飛びぬけてパフォーマンスが良いわけではないため、トレーニングでアピールを続ければ定位置確保の可能性もありそうだが、果たして…。

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