優勝への軌跡！イタリア代表を決勝に導いたスーパーゴール

試合：ドイツ対イタリア
得点者：ファビオ・グロッソ（119分）

　ドイツW杯で最も歓声が上がったのは、準決勝のドイツ代表対イタリア代表戦のファビオ・グロッソのゴールではないだろうか。延長戦でもなかなか得点が決まらない激戦となったこの試合で、グロッソのゴールは試合終了間際に生まれた。

　誰もがPK戦を覚悟した119分、イタリア代表は右からのコーナーキックを獲得。試合終盤に最大のチャンスを得た。このコーナーキックは相手DFに弾かれたが、ペナルティーアークでアンドレア・ピルロがクリアボールを拾うと、ペナルティーエリア右でフリーになっていたグロッソへラストパスを送る。すると、この男は相手DFに寄せられながらも左足を振り抜き、逆サイドにシュートを突き刺した。

　この得点が無ければ試合は間違いなくPK戦にもつれ込み、イタリア代表は決勝に進出できていなかったかもしれない。土壇場でチームを救ったグロッソのゴールは、まさに後世に語り継がれる伝説的なスーパーゴールだった。

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