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落選の危機!?ドイツ代表、W杯メンバー当落線上の5人。ガラスの天才、実績豊富なGKも

シリーズ:当落線上の5人 text by photo by Getty Images

ユリアン・ドラクスラー(ベンフィカ/ポルトガル)


【写真:Getty Images】


生年月日:1993年9月20日
ドイツ代表通算成績:58試合7得点7アシスト

 2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と2大会続けてドイツ代表メンバーに選出されていたユリアン・ドラクスラーは、直近の6月と9月で選外となっており、カタールワールドカップ出場に向けて崖っぷちに立たされている。

 昨夏のユーロ(欧州選手権)終了後から監督を務めるハンジ・フリックの下では昨年11月、今年の3月と2度の招集に留まっており、そのうち出場したのは3月の2試合のみ。いずれもアピールに成功したとは言い難い内容に終っており、序列は決して高いとは言えない。

 だが、ドラクスラーへの風向きは今夏のベンフィカへの移籍で変わりつつある。昨季まで所属していたパリ・サンジェルマンと比較すると多くの出場時間を確保することが予想され、試合勘を取り戻せる可能性が高い、加えてベンフィカのロジャー・シュミット監督はフリック監督同様に前線から高い強度でのプレッシングを志向している指揮官であり、クラブと代表の共通点も多い。新天地で結果を残すことができれば、逆転でのカタール行きの切符を掴む可能性も十分にある。

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