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もう見たくない…。 チェルシーで嫌われた5人。古巣を忘れられなかったFWに欲深い給料泥棒も

シリーズ:嫌われた5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ウィンストン・ボハルデ(現役引退)


【写真:Getty Images】


生年月日:1970年10月22日
チェルシー通算成績:12試合0得点0アシスト

 チェルシー史上最悪の給料泥棒、それがウィンストン・ボハルデだ。母国オランダでキャリアをスタートした同選手は、1997年夏にACミランへ加入した。しかし、わずか半年で退団。同年冬にルイ・ファン・ハール監督率いるバルセロナへ移籍し、在籍2年半で4つのタイトル獲得に貢献した。

 その後、29歳となったボハルデは、当時チェルシーに在籍していた同胞マリオ・メルキオットの助言もあり2000年夏にチェルシーの一員となった。だが、この移籍は失敗だったと言わざるを得ない。

 加入後すぐにチェルシーは監督を交代。ボハルデは後任に就いたクラウディオ・ラニエリ監督に戦力外とみなされてほとんどベンチにも入ることが出来ず、同監督は退団を望んだ。しかし獲得を望むクラブは現れず、このDFはチェルシー残留を選択した。

 ボハルデは飼い殺しとなったが、当時の契約は4年間で1500万ユーロ(約18億円)と高額。チェルシーは追い出すためにユースチームに降格させたが、この男はクラブに居座り続け、マスコミに対して「なぜ私は1500万ユーロを捨てなければならない?署名した瞬間からこれは私のものだ」と話した。在籍4年間で出場した公式戦はわずか12試合。クラブ史上最悪の補強となり、世界中でネタにされるこの男は、今後一生チェルシーファンに付いて回る最悪の存在となってしまった。

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