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もう見たくない…。 チェルシーで嫌われた5人。古巣を忘れられなかったFWに欲深い給料泥棒も

シリーズ:嫌われた5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アドリアン・ムトゥ(現役引退)


【写真:Getty Images】


生年月日:1979年1月8日
チェルシー通算成績:38試合10得点6アシスト

 アドリアン・ムトゥがチェルシーにやってきたのは、2003年夏のこと。エラス・ヴェローナとパルマでセリエA2桁得点を挙げると、ロマン・アブラモビッチが買収したチェルシーに移籍金1900万ユーロ(約23億円)で完全移籍を果たした。

 03/04シーズンのリーグ戦第2節でデビューを飾ると、3試合連続得点をマーク。加入直後からスタメンの座を勝ち取り、見事な活躍をみせていた。しかし、その活躍も1シーズン限りだった。

 翌年にジョゼ・モウリーニョ監督が就任すると、ムトゥはほぼ戦力外になってしまった。さらに2004年10月には薬物の使用が発覚。ドーピング検査でコカインの陽性反応が出たため、7ヵ月間の出場停止処分を受け、チェルシーに契約を解除された。

 当時の23億円という移籍金は高額だっただけに、愚かな行いでクビを切られた同選手は最悪の補強と言わざるを得ない。1年目は活躍したとはいえ、チェルシーサポーターに嫌われても仕方ないだろう。

【了】

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