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ピケ以外には誰がいる? バルセロナで現役引退した名手5人。不運のストライカーに真のリーダーも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:カルロス・レシャック(元スペイン代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1947年1月13日
在籍:65年夏〜81年夏
通算成績:449試合122得点

 横浜フリューゲルスの元監督であるカルロス・レシャックは、1970年代に活躍したバルセロナのレジェンドの1人だ。ラ・マシア(バルセロナ下部組織の愛称)出身で、1965年にトップチームデビュー。同年にはCDコンダル(1970年に消滅)へレンタル移籍したが、復帰後はバルセロナ一筋のキャリアを歩み、1981年に引退するまで通算449試合に出場した。

 レシャックはドリブルと視野の広さが際立つウィンガーで、オランダ代表の伝説であるヨハン・クライフらと共にラ・リーガやUEFAカップウィナーズカップなど、多くのタイトル獲得に貢献した。個人としての最大のハイライトは1970/71シーズン。ラ・リーガで17得点を奪い、アトレティコ・マドリードのホセ・エウロヒオ・ガラテと共にピチーチ(得点王)に輝いた。

 そんなレシャックは引退後もバルセロナに大きな財産を残した。ご存じの通り、バルセロナの入団テストに臨んだ当時13歳のリオネル・メッシの才能を見抜き、食事の場で紙ナプキンにサインさせて仮契約を締結したのが、他でもないレシャックである。もしこの男がいなければ、バルセロナでメッシという伝説は誕生していなかったかもしれない。

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