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ピケ以外には誰がいる? バルセロナで現役引退した名手5人。不運のストライカーに真のリーダーも

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:カルレス・プジョル(元スペイン代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1978年4月13日
在籍:1999年夏〜2014年夏
通算成績:593試合19得点

 現地3日に自身のSNSで突如として現役引退を発表したジェラール・ピケは、良い時も悪い時もバルセロナを支えてきた。そんな同選手にとって最高のお手本だったのが、元スペイン代表DFカルレス・プジョルと言えるだろう。ピケがまだ若い頃、良い時も悪い時もバルセロナを先頭に立って牽引し支えてきたのがこの男であり、真のリーダーと評された。

 プジョルは12歳でバルセロナのカンテラ(下部組織)に入団している。トップチームに正式昇格したのは1999年のことで、そこから2014年夏に引退するまでの15年間を同クラブで過ごした。通算出場数はDFとして歴代2位の593にも積み上がっており、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇3回、ラ・リーガ制覇6回を経験しているなど、すべてを勝ち取ることに成功した。

 プジョルが真のリーダーと評されているのは、プレーだけが理由ではない。その人柄だ。味方に厳しい言葉をかけることもあるが、相手には常に敬意を払い、怒りや感情に身を任せるようなことは一切しなかった。そしてどんな時も全力。3-0で勝っている状況でも大声で指示を飛ばし、チームのモチベーションを保ち続けていたエピソードは、ピッチで共闘していたピケの口から明かされている。今後、プジョルを超えるリーダーは出てこないかもしれない。


【了】

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