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【イングランド代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ハリー・ケイン(背番号9)
生年月日:1993年7月28日(29歳)
所属クラブ:トッテナム
22/23リーグ戦成績:15試合出場/12得点1アシスト
代表通算成績:75試合出場/51得点14アシスト

 イングランド代表のキャプテンでありエースだ。ゴール前での決定力はさることながら、中盤に降りてきてのゲームメイクも上手く、裏に抜け出す選手に届けるミドルパスの質は一級品だ。今季はマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドの陰に隠れているが、中断前の時点で得点ランキング2位の12ゴールを決めるなど絶好調だ。前回大会は6ゴールを決めるなど大活躍だった。今大会も期待したい。

ラヒーム・スターリング(背番号10)
生年月日:1994年12月8日(27歳)
所属クラブ:チェルシー
22/23リーグ戦成績:12試合出場/3得点1アシスト
代表通算成績:79試合出場/19得点25アシスト

 昨夏のユーロ(欧州選手権)では3ゴールを決めてチームを決勝進出に導いた。ジャマイカをルーツに持ち、陸上選手の母親から受け継いだスプリント能力はチーム随一。裏抜けなどボールを引き出す動きにも長けており、技術的な課題は決定力のみ。2014年大会、2018年大会と過去2大会ではゴールを決めることができず、三度目の正直でカタール大会こそネットを揺らしたい。

マーカス・ラッシュフォード(背番号11)
生年月日:1997年10月31日(25歳)
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
22/23リーグ戦成績:13試合出場/4得点2アシスト
代表通算成績:46試合出場/12得点5アシスト

 圧倒的なスピードと威力抜群の右足のキックが武器で、絶好調時は手が付けられない。しかし、直近の数シーズンは怪我の影響もあってかやや伸び悩んでおり、以前ほどの怖さはなくなってきた。それでもエリック・テン・ハグ監督が就任した今季は復調傾向にある。その結果、昨年のユーロ(欧州選手権)以来のイングランド代表復帰を果たした。苦手な右サイドなど、起用されるポジションさえ間違えなければ、結果を残せる能力の持ち主である。

ジャック・グリーリッシュ(背番号7)
生年月日:1995年9月10日(27歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ
22/23リーグ戦成績:8試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:24試合出場/1得点6アシスト

 ファウルなしでは止めることのできない天才ドリブラー。決定力は明確な課題だが、彼がボールを持つことで相手選手が自身に食いついて、周りのチームメイトがフリーになる現象が生まれるため、ピッチに出しておくだけでチームが好循環となる。個人でも局面を打開できるドリブルとパスの能力を持ち合わせているが、左利きの左WBや左SBなど自分の大外を駆け上がってくる選手がいた方が数段輝くため、ジョアン・カンセロがレギュラーのマンチェスター・シティよりは代表の方がプレーしやすそうだ。

カラム・ウィルソン(背番号24)
生年月日:1992年2月27日(30歳)
所属クラブ:ニューカッスル
22/23リーグ戦成績:11試合出場/6得点2アシスト
代表通算成績:4試合出場/1得点0アシスト

 タミー・エイブラハムやアイヴァン・トニー、オリー・ワトキンスら強力なライバルを推し抜いてワールドカップメンバー入りを勝ち取った万能ストライカー。裏に抜けるスピードだけでなく、二桁アシストを2度記録したことからもわかるように周りの選手を活かすことも得意。ボーンマス時代に二度の靱帯断裂を経験し、当時の恩師であるエディ・ハウ率いるニューカッスルで完全復活を遂げた男の物語はまだ終わらない。

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