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【採点】アルゼンチン代表対ポーランド代表。メッシら攻撃の最適解は? 守護神が導いた決勝T進出

text by 編集部 photo by Getty Images

アルゼンチン代表


アルゼンチン代表


【先発メンバー】

GK:エミリアーノ・マルティネス 6.0
チームが常に敵陣でプレーしていたこともあり、プレーに関与する機会が少なかった。数少ないボールを持つシーンでは安定したキックを披露。

DF:ニコラス・オタメンディ 6.5
数少ない守備機会で抜群のロングボール対応を見せ、レヴァンドフスキに全く仕事をさせなかった。

DF:クリスティアン・ロメロ 6.5
初戦のパフォーマンスとは打って変わったハツラツなプレーを披露。アグレッシブな守備や正確な縦パスでチームの勝利に貢献した。

DF:ナウエル・モリーナ 7.5
ディ・マリアとの完璧なコンビネーションでサイドを突破し、正確なグラウンダークロスで先制点をアシスト。それ以外の場面でも積極的なオーバーラップを見せ、相手の脅威になり続けた。

DF:マルコス ・アクーニャ 6.5
常に高い位置を取り、積極的な攻撃参加を見せた。結果的に対面のジエリンスキを低い位置に押し込めたのは大きかっただろう。

MF:エンソ・フェルナンデス 7.5
守備では機動力を生かしてボールを刈り取り、ビルドアップでは絶妙なタイミングでボールを引き出し、司令塔としての役割を果たしている。パレデス投入後は高い位置に出ていき、スルーパスで2得点目をアシストした。

MF:ロドリゴ ・デ・パウル 6.5
味方をサポートするタイミングの良さや、ボックス近辺でのフリーランによるチャンスメイクなど、ようやく本来のパフォーマンスを取り戻せている。守備では素晴らしいインターセプトでカウンターを防いだ。

MF:アレクシス・マック・アリスター 8.0
ライン間で良いポジショニングを行い、相手の警戒をかいくぐってボールを引き出し、攻撃の潤滑油に。ボックス内へのランニングも素晴らしく、チームに待望の先制点をもたらす大活躍を見せた。

FW:アンヘル ・ディ・マリア 6.5
モリーナと見事な連係を見せ、右サイドを制圧し、先制点を生み出した。ドリブルとコンビネーションどちらも質が高い。

FW:フリアン・アルバレス 7.0
常に裏のスペースを狙い続け、相手の最終ラインを押し下げることに成功。67分にはフェルナンデスの素晴らしいパスから冷静に抜け出し、落ち着いて追加点を決めた。

リオネル・メッシ 7.5
FW:中央の密集地帯でも難なく前を向き、ドリブルでDF複数人を引き付けてフリーの味方を作るプレーはメッシだからできるのだろう。PK失敗もあったが、チャンスメイクの部分でそれを帳消しにするパフォーマンスを見せた。

【交代メンバー】

DF:ニコラス・タグリアフィコ 6.5
上下動を繰り返してサイドの主導権を握った。素晴らしいオーバーラップからあわや3点目というシーンも。

MF:レアンドロ・パレデス 6.0
途中出場からうまく試合に入ることができ、安定したパスでボールを循環させて試合展開を落ち着かせた。

FW:ラウタロ・マルティネス 5.5
素晴らしいパスカットからチャンスを得たが、決め切ることはできなかった。

DF:ヘルマン・ペッセェラ 6.0
特に守備機会は無かったが、正確なショートパスでボール保持に貢献した。

MF:チアゴ・アルメイダ 出場時間が短く採点不可

【監督】

リオネル・スカローニ 7.5
突破には勝利が必要となるこの試合では4-3-3でメッシの0トップというシステムを採用。これが見事にはまり、試合の全局面において相手を圧倒できた。メッシとアルバレス、ディ・マリアとモリーナなど選手同士の連係も成熟が進んでおり、この試合のシステムがチームの最適解になりそうな予感だ。

【了】

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