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ドイツ代表が克服できなかった課題とは? 敗退につながった対応の甘さ【カタールW杯】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

FIFAワールドカップカタール2022 最新ニュース

FIFAワールドカップカタール2022、グループE最終節コスタリカ代表対ドイツ代表が現地時間1日に行われ、4-2でドイツ代表が勝利している。最終的には勝利をしたものの、この試合でもドイツ代表は2失点を喫して難しい展開となった。なぜドイツ代表は世界的なGKノイアーがいるのにも関わらず、必ず失点をするのだろうか。(文:安洋一郎)


死力を尽くすもベスト16に届かなかったドイツ代表

【写真:Getty Images】

 日本代表対スペイン代表の裏では、さらに壮絶な試合が行われていた。

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 コスタリカ代表とドイツ代表は、どちらも勝利をすれば決勝トーナメント進出の可能性があり、両軍ともに死力を尽くした戦いをみせた。

 試合は目まぐるしく動いた。前半早々にドイツ代表が先制するも、後半にコスタリカ代表が2点を取って試合をひっくり返す。このまま試合終了すればコスタリカ代表が大逆転で決勝トーナメント進出という展開から、最後はドイツ代表が意地の3ゴールを叩き込んで4-2で勝利した。

 しかし、サッカーの神様はドイツ代表に味方しなかった。同時間帯に行われた日本代表対スペイン代表の一戦は、日本代表が2-1で勝利。その結果、日本代表がグループEの首位に立ち、敗れたスペイン代表はドイツ代表と勝ち点4で並ぶも、得失点差で上回って2位に留まった。

 その結果、ドイツ代表は3位となり、2大会連続でのグループステージ敗退が確定した。ドイツ代表としては、裏のスペイン代表が負けなければ決勝トーナメント進出が確定していたため、現実的にコスタリカ代表戦で自分たちにできることはした。それでも突破は叶わなかったのだ。

 2大会連続でのグループステージ敗退という屈辱を味わったドイツ代表は、今大会で何が足りなかったのだろうか。コスタリカ代表戦でもグループEを突破できなかった要因が垣間見えた。

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