6位：カイ・ハフェルツ（ドイツ代表/チェルシー）

生年月日：1999年6月11日
市場価値：7000万ユーロ（約84億円)
22/23リーグ戦成績：13試合3得点0アシスト
ドイツ代表通算成績：31試合10得点11アシスト

　今やチェルシーを語る上では欠かせない選手となったカイ・ハフェルツ。プロデビューを飾ったレバークーゼンでは2017年にブンデスリーガ史上最年少得点を記録、2020年には21歳未満でリーグ戦通算35得点を記録した初めての選手になるなど、10代の頃から既に存在感を放っていた。チェルシーに加入した19/20シーズンは負傷などを理由にチームに適応することができなかったものの、20/21UEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝で決勝弾を決めるなど、着実に力を付けている。

　大柄な選手ながら足元の技術が非常に繊細で、サイズを活かしたボールキープ能力に長ける。複数人に囲まれた状態から巧みな「テクニック」で打開し、数的不利時の状況では推進力のある「ドリブル」を駆使し、タメを作る。「テクニック」では「85」、「ドリブル」では「84」とそれぞれで高い能力値を記録している。

　CFや右WGでも遜色なくプレーできるほど「攻撃力」にも定評があり、レバークーゼンで過ごした最後の2シーズンには公式戦38得点を記録。得点能力だけでなく、“エジル2世”と称されるほどのチャンス創出能力も併せ持つ。チェルシー加入後も安定的にゴールへの絡みを見せるなど、好調を維持しており、チームの更なる躍進のためには、この男の存在は必要不可欠だ。