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ドイツ代表、W杯GS敗退は「試合前日の議論が集中力を損なう原因に」レバークーゼンOBが分析

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ドイツ代表、意見が分かれたパフォーマンス

 優勝候補と目されながらも、カタールワールドカップのグループEで1勝1分1敗の3位に終わり、グループステージ敗退したドイツ代表。かつてバイエル・レバークーゼンでマネージャーを務めていたライナー・カルムンド氏がドイツ代表の失敗の要因について言及したと、ドイツ紙『ワトソン』が報じている。



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 前回大会でグループステージ敗退の屈辱を味わっただけに、2大会連続は避けたかったドイツ代表。しかし、初戦の日本戦で1-2の逆転負けを喫すると、続くスペイン戦は1-1の引き分け。3戦目のコスタリカ戦は4-2の勝利をおさめたが、得失点差の関係で3位に終わりグループステージで姿を消した。ドイツ代表が早々に敗退した原因について、カルムンド氏は日本戦にあると分析している。

 ドイツ代表は初戦の試合前に集合写真を撮る際、口を覆うポーズをとったことが話題になった。社会の多様性の発展を願うメッセージが込められた「One Love」という文字がしたためられた腕章(キャプテンマーク)の着用を、FIFAが認めなかったことが理由にある。その抗議を込めたパフォーマンスだったが、結果的に集中力を欠く要因になったとの見方もある。

 カルムンド氏は「どうするかという話し合いは、明らかに選手の集中力を損なう原因になっただろう。決定的なミスは、初戦の日本戦で起こった。あのような試合で負けることは、絶対にあってはならないこと。サッカーはゴールが大事だ。日本戦では明らかにマークがずれていたと思う」と語った。選手全員が口を覆うポーズをとることに賛同していたわけではなく、試合前日には激しい議論が行われ、意見が対立していたとの情報もある。

【了】

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