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レアル・マドリード史上最強! 伝説の英雄5人。ジダン、C・ロナウド…クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ルイス・フィーゴ(元ポルトガル代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1972年11月4日
在籍期間:2000年7月~2005年7月
通算成績:245試合56得点93アシスト
主な獲得タイトル:ラ・リーガ(2回)、UEFAチャンピオンズリーグ(1回)、スーペルコパ(2回)、UEFAスーパーカップ(1回)、インターコンチネンタルカップ(1回)

 これまでレアル・マドリードには数多くの選手が移籍してきた。その「移籍」という点において最も衝撃的だったのは、間違いなくルイス・フィーゴだろう。バルセロナで大活躍をみせていた同選手は2000年、マドリーへ“禁断の移籍”を実現。当然ながらバルセロナサポーターの恨みと怒りを買うことになり、彼らからペセテーロ(守銭奴)と呼ばれるようになった。2002年に行われたエル・クラシコで、スタンドからゴミやビン、さらには豚の頭まで投げ入れられた話はあまりに有名である。

 それでもフィーゴは禁断の移籍を実現させた身としてのプレッシャーを背負いながらも、マドリーでは素晴らしい時間を過ごした。重心の逆をうまく突いた鋭いドリブルで数々のDFを無力化し、そこから繰り出すピンポイントクロスで味方に歓喜の瞬間を何度もプレゼントしている。在籍1年目でリーグ戦18アシストを記録し、2002/03シーズンには同二桁得点&二桁アシストを記録したなど、まさにチームの攻撃を成り立たす上でなくてはならない存在だった。

 結果的にマドリーに5年間在籍したフィーゴは、公式戦245試合で56得点を記録。93アシストはクラブ史上6位の成績となっており、実に7個ものタイトルをもたらすことになった。マドリーでのラストとなった2004/05シーズンに当時の指揮官ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴと衝突し、そのままインテルへ旅立つなどクラブとの別れ方は決して良くなかったかもしれないが、2000年代前半に銀河系軍団と称されていたチームの中心的存在だったこの男は、間違いなく歴史に残る英雄だ。

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