FW：クリスティアーノ・ロナウド（ポルトガル代表）
【写真：Getty Images】
生年月日：1985年2月5日
在籍期間：2009年7月～2018年7月
通算成績：438試合450得点132アシスト
主な獲得タイトル：ラ・リーガ（2回）、UEFAチャンピオンズリーグ（4回）、コパ・デル・レイ（2回）、スーペルコパ（2回）、UEFAスーパーカップ（3回）、FIFAクラブワールドカップ（3回）
2009年、レアル・マドリードは大型補強を敢行。ミランからカカ、さらにリヨンから今もエースとして活躍するカリム・ベンゼマなどを獲得した。その中でも補強の目玉となっていたのが、クリスティアーノ・ロナウドだ。マンチェスター・ユナイテッドでスーパースターの仲間入りを果たしていた同選手は、9400万ユーロ（約113億円）という金額で移籍。ジネディーヌ・ジダンの記録を上回り、当時の史上最高額となっていた。
若手時代は爆発的なスピードを活かしたドリブルなどで“魅せる”ことが多かったC・ロナウドだが、マドリーではより点取り屋としての怖さを示すようになった。鍛え上げられた肉体から発揮されるパワーは圧巻で、決定力に関しては言わずもがな最強。2017/18シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝1stレグ、ユベントスとの一戦で披露したオーバーヘッド弾など、理不尽なゴールを奪うことも非常に多かった。ボールが来れば決める。そういっても過言ではなかった。
マドリー在籍9年間で計16個のチームタイトルに、ラ・リーガ得点王3回、CL得点王6回、そしてバロンドール受賞4回など、すべてを勝ち取ることに成功したC・ロナウド。公式戦通算450得点はラウール・ゴンサレスを抜いてクラブ歴代1位、アシスト数132は同2位の成績となっているなど、まさにエル・ブランコの歴史の一部となった。今後、これらの記録を上回るような人物は現れないかもしれない。
