17位：ポール・オヌアチュ（サウサンプトン／ナイジェリア代表）

生年月日：1994年5月28日
前所属：ヘンク（ベルギー）
移籍金：1800万ユーロ（約21.6億円）
今季リーグ成績：19試合16得点0アシスト（ジュピラー・プロリーグ）

　ナイジェリア代表のポール・オヌアチュは、今季前半戦の活躍で主要リーグへの扉を開いたストライカーだ。

　オヌアチュは2012年にデンマークのミッティランに加入したあと、レンタルで修行に出た時期もありつつ2019年まで所属。その後ベルギーのヘンクに移籍した。

　ヘンクでは点取り屋として大暴れ。2020/21シーズンは33試合で29ゴールを挙げて得点王に輝くと、21/22シーズンは29試合で19ゴール、そして今季前半戦は19試合で16ゴールとゴールを量産し続けた。日本代表の伊東純也（現スタッド・ランス）の元チームメートでもある。

　最大の特長は、201cmの長身。多少体勢が悪くても競り勝ってしまうだけの身長がある。それでいて足もとの技術も十分で、ゴール前に届いたボールをことごとく得点にしてきた。

　28歳で主要リーグ初挑戦は、やや遅い印象もあるが、高さという武器は衰えない。対戦相手のレベルが上がって足もとの技術がどこまで通用するかが気になるポイントではあるが、チームの戦術とかみ合えば、この上ないターゲットになれるだろう。