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大ピンチ! プレミアリーグ降格危険度ランキング1~5位。最も2部落ちの可能性が高いのは…

シリーズ:プレミアリーグ降格危険度ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

2位:サウサンプトン


【写真:Getty Images】


順位:20位
今季成績:4勝3分14敗

 2018/19シーズンから監督を務めていたラルフ・ハーゼンヒュットルの下で、アシスタントコーチの退任などもあってマンネリ化を迎えていたサウサンプトンは、昨夏にクラブの補強責任者にジョー・シールズ氏を招聘。ロメオ・ラヴィアやサミュエル・エドジーらシールズ氏の古巣マンチェスター・シティの有望株を獲得するなど“若手路線”へと切り替えて補強を行った。

 ところが、21年夏にダニー・イングスがチームを去って以降、空席となっていた“エース”の後継になりそうな即戦力を獲得することなくシーズンが開幕。昨季、ブラックバーンから加入したアダム・アームストロングは今季も不発に終わり、シールズ氏が連れてきたセク・マーラでも穴埋めできなかった。

 また、長くサウサンプトンの中盤で主力を張っていたオリオウ・ロメウの退団の影響も大きく、新加入のラヴィアはクオリティこそ抜群だが負傷離脱が多い。そのためジェームズ・ウォード=プラウズの相方をイブラヒマ・ディアロやエインズリー・メイトランド=ナイルズが務めることが多かったが、彼らでは実力不足だった。

 昨年11月にはハーゼンヒュットルを解任し、2部ルートン・タウンを上位に導いていたネイサン・ジョーンズを新監督に招聘するも、低空飛行は変わっていない。冬の移籍市場でミスラフ・オルシッチを早くもセカンドチーム行きにするなど、補強戦略と現場も噛み合っておらず、浮上のキッカケを掴むことができていない。直近のブレントフォード戦後には早くも解任の噂が出ている。戦力的にもベルギーリーグで得点王の経験がある“新エース候補“ポール・オヌアチュがフィットしない限り、残留は難しそうだ。

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