コンテ監督はミラン戦の相性良し

　チャンピオンズリーグ（CL）・ラウンド16の1stレグ、ミラン対トッテナムが現地時間14日にサン・シーロで行われる。注目の一戦に、果たして両チームはどのようなメンバーで臨むのだろうか。続いては、アウェイのトッテナムのスタメンを予想する。

　トッテナムもミランと同じくリーグ戦では不安定で、先週末のレスター戦では先制しながら1-4の大敗を喫している。ここまでの8敗、そして35失点はともにプレミアリーグ上位10チーム中ワーストの成績となっており、来季のCL出場権獲得に黄色信号が灯っている。

　ただ、ポジティブな要素をあげるとすれば、アントニオ・コンテ監督がミラン戦にめっぽう強いことだろう。インテル、アタランタ、ユベントス監督時代合わせて10回対戦しているが、敗れたのはわずか1回である。トッテナム指揮官としても相性の良さを発揮するか注目だ。

　予想されるスタメンは、GKにフレイザー・フォースター。最終ラインはクリスティアン・ロメロ、エリック・ダイアー、クレマン・ラングレの3人となるだろう。

　中盤は台所事情が厳しい。ロドリゴ・ベンタンクール、イヴ・ビスマが負傷のため不在で、ピエール＝エミール・ホイビュルクは累積警告で出場停止となる。そのため、若いオリバー・スキップとパペ・マタル・サールがボランチコンビを組むことになりそうだ。

　右ウィングバックはエメルソン・ロイヤル、左ウィングバックはイバン・ペリシッチを予想する。

　前線は強力な3人、デヤン・クルゼフスキ、ソン・フンミン、ハリー・ケインだ。とくに1-0で勝利したマンチェスター・シティ戦で示した通り、カウンターの威力は大きな武器となる。守備に難のあるミランからゴールを奪い、ベスト8に王手をかけたい。