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マンチェスター・ユナイテッド、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額359億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ヘンリク・ムヒタリアン


【写真:Getty Images】


生年月日:1989年1月21日
移籍金:4200万ユーロ(約50億円)
在籍期間:16年夏~18年冬
リーグ戦成績:39試合5得点6アシスト

 ロベルト・レバンドフスキ、ピエール=エメリク・オーバメヤン、マルコ・ロイス、香川真司…。ユルゲン・クロップ監督に率いられたドルトムントには魅力的な選手が多く存在した。その中の一人に、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの名ももちろん入るだろう。

 そのムヒタリアンはドルトムントでの活躍を経て2016年にマンチェスター・ユナイテッドへやって来た。移籍金は4200万ユーロ(約50億円)と高額。期待値はもちろん大きかった。

 ユナイテッド1年目、ムヒタリアンはヨーロッパリーグ(EL)で活躍。優勝の立役者になっている。しかし、プレミアリーグでは満足いく出場機会を得たとは言い難かった。テクニックはあるが、ジョゼ・モウリーニョ監督が守備重視のスタイルを用いることが多く、攻守でハードワークできフィジカルに長ける選手の起用を好んだからだ。そしてユナイテッド在籍2年目は、事実上の戦力外的な扱いに。モウリーニョ監督と口論になったこともあった。

 結局、ムヒタリアンは2018年1月にアレクシス・サンチェスとのトレードでアーセナルへ加入。ELでは素晴らしい成績を残したが、全体的には、同じくドルトムントからユナイテッドに移籍した香川真司と並んでガッカリに終わったと言わざるを得ない。なお、ムヒタリアンは20年夏にローマに移籍。その1年後にモウリーニョがローマの監督に就任したことで両者は再会したが、同選手は2022年夏にインテルへ移籍している。

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