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リバプール、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額188億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アンディ・キャロル


【写真:Getty Images】


生年月日:1989年1月6日
移籍金:4100万ユーロ(約49億円)
在籍期間:11年冬~13年夏
リーグ戦成績:44試合6得点3アシスト

 ニューカッスルの下部組織出身で、トップチームデビューはわずか17歳の時だった。そこからメキメキと成長したアンディ・キャロルは2009/10シーズンにチャンピオンシップ(2部)で39試合17得点12アシストを記録し、優勝の立役者に。そして翌シーズンのプレミアリーグでは前半戦だけで11得点を奪うなど、その名を世に知らしめた。

 2010/11シーズン前半、リバプールは一時降格圏に沈むなど苦戦していた。そんな中、後半戦の巻き返しを目指すべく補強のターゲットとなったのがルイス・スアレス、そしてキャロルだった。後者の移籍金は4100万ユーロ(約49億円)で、当時イギリス人選手としては最高額とされている。それだけニューカッスルにおいての活躍ぶりが凄まじく、期待値が高かったのだ。

 スアレスはリバプールですぐに活躍。クラブの期待に応えた。ただ、キャロルはそもそも怪我を負いながらの加入でスタートダッシュが遅れ、なかなか結果を残せず。2010/11シーズンの後半戦は2得点を奪うに留まった。

 期待された2年目は、スアレスがどんどんと凄みを増していく一方で、キャロルはほとんどFWらしい仕事を果たせず。最終的に35試合に出場するも、得点数はわずか「4」となっていた。結局、スアレスに主役の座をごそっと持っていかれたキャロルは、2011/12シーズン終了後にウェストハムへレンタル移籍。その後、リバプールでプレーすることは二度となかった。

【了】

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