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クビ目前!? マンチェスター・シティの放出候補5人(2)世界的DFが急転落…。レンタル先で屈辱的交代も

シリーズ:クビ目前? 放出候補5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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2022/23シーズンも終盤戦へと差し掛かっている。各リーグで熾烈な争いを極める中、来シーズンに向けた補強や契約の話題も増えてきた。現在マンチェスター・シティに在籍している選手の中で、立場が危うい選手は誰なのか。今回の夏に契約満了を迎える選手を除き、放出候補となり得る選手をピックアップして紹介する(成績は4月2日現在)。


DF:ジョアン・カンセロ(バイエルン・ミュンヘン/ポルトガル代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1994年5月27日
契約期間:2027年6月30日まで
22/23リーグ戦成績:17試合2得点1アシスト(プレミアリーグ)、7試合1得点2アシスト(ブンデスリーガ)


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 昨季まではマンチェスター・シティで絶対的な存在だったジョアン・カンセロだが、今季は若手のリコ・ルイスの台頭もあって出場機会が減少。そして冬の移籍市場に7000万ユーロ(約98億円)の買い取りオプション付きのローン移籍でバイエルン・ミュンヘンへと活躍の場を求めた。

 バイエルンで即戦力としての活躍が期待されたカンセロだったが、ユリアン・ナーゲルスマンが率いる3-1-4-2のチームにおけるファーストチョイスは左がアルフォンソ・デイビス、右はキングスレイ・コマンと、本人が当初考えていたほどの出場機会を得ることができなかった。パリ・サンジェルマンとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦では屈辱の前半での交代も味わっている。

 しかし、カンセロの運命を変える可能性のある出来事が起こった。ナーゲルスマンが3月の代表ウィーク期間中に解任され、トーマス・トゥヘルがバイエルンの新監督に就任したのだ。これで立場が好転する可能性もあったが、新体制の初戦でトゥヘルが選択したのはバンジャマン・パヴァールとデイビスだった。カンセロは後半途中から左SBとして出場するも、ベンチスタートとなっている。

 バイエルンのハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)は、既に7000万ユーロの買い取りオプションを行使しないことを公の場で明かしている。それはカンセロを戦力として考えているかどうかではなく、単純に移籍金があまりにも高すぎるからである。今後、初陣のようにパヴァールとデイビスがトゥヘルの中での一番手となった場合は、さらにカンセロのバイエルンへの完全移籍の可能性は低くなるだろう。所属元のシティはカンセロ不在でも十分に成立しており、世界屈指のSBは今夏に再び移籍先を探す必要が出てくるかもしれない。

クビ目前!? マンチェスター・シティの放出候補5人 全選手紹介
クビ目前!? マンチェスター・シティの放出候補5人(1)
クビ目前!? マンチェスター・シティの放出候補5人(3)
【了】

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