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中途半端だったチェルシー。レアル・マドリード相手に見誤ったランパードの策【欧州CL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

2ndレグで“奇跡”を起こす可能性は?



 チェルシーからすると、ランパード監督の秘蔵っ子でもあるメイソン・マウントが復帰したことはポジティブな話題と言えるが、これで公式戦4試合連続ノーゴールとなってしまった。

 この4試合でチェルシーは計59本ものシュートを放っている。しかし、結果は無得点だ。依然として状況は厳しい。Twitter『Opta Joe』によると、公式戦4試合連続ノーゴールは1994年12月以来の出来事だそうだ。

 ランパード監督は試合後に「スタンフォード・ブリッジではスペシャルなことが起こり得る。我々はそれを信じないといけない」と語ったが、このチーム状況で急に2ndレグで最低2ゴール以上を奪うことは容易ではない。ましてや相手は前回大会王者レアル・マドリードだ。

 この緊急事態に暫定監督として古巣に戻って来たチェルシーのレジェンドは、監督解任からCL優勝を果たした2011/12シーズンのような“奇跡“を起こせるのだろうか。

(文:安洋一郎)

【了】

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