フットボールチャンネル

天国から地獄へ…。スペインの消えた逸材(5)一体なぜ?世界驚愕のドリブラーも活躍したのは…

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー最新ニュース

若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人のスペイン人選手を紹介する。


FW:ディエゴ・カペル

0512Capel_getty
【写真:Getty Images】

FW:ディエゴ・カペル
生年月日:1988年2月16日
主な在籍クラブ:セビージャ、スポルティングCP、アンデルレヒト
現所属クラブ:無所属


【今シーズンの海外サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。4月17日まで初回1ヶ月無料お試し実施中】


 セビージャのカンテラ(下部組織)で育ったディエゴ・カペルは、04/05シーズンに16歳8か月という若さでデビューを飾った。切れ味鋭いドリブルを得意とするレフティーで、同クラブで将来を嘱望されていた。すぐにブレイクとはならなかったが、20歳となった07/08シーズンにレギュラーに定着。このとき、逆サイドには3歳年上のヘスス・ナバスが主力として活躍していたが、カペルはナバスより一足先にスペイン代表デビューも果たしていた。

 しかし、カペルの活躍は長く続かなかった。先発の機会は減っていき、ブレイクした07/08シーズンから4年間でわずか6得点に留まってしまった。縦への突破を得意とする左ウイングだったが、プレーの幅があまりにも狭すぎた。10/11シーズンは無得点に終わり、23歳のときにセビージャを離れている。

 その後はポルトガル、イタリア、ベルギーと海外を渡り歩いた。4年間プレーしたスポルティングではレギュラーに据えられた時期も長かったが、最後のシーズンで出番を失っている。ジローナとアンデルレヒトでは思うような結果が残せず、2017年夏に退団後は無所属に。18年夏に加入したスペイン2部のエストレマドゥーラは1年で、20年1月に加入したマルタ1部のビルキルカラはわずか半年で退団。その後、約1年半の無所属状態を経て、22年2月にギリシャ2部イロドトスに加入したが、同年6月に退団後は再び無所属となっている。

【関連記事】
天国から地獄へ…。スペインの消えた逸材 全選手紹介
天国から地獄へ…。スペインの消えた逸材(2)
天国から地獄へ…。スペインの消えた逸材(3)
【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top