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夏にどう変わる? レアル・マドリード、来季の予想陣容。補強ポイントと放出候補は?

シリーズ:来季の予想陣容 text by 編集部 photo by Getty Images

CB


【写真:Getty Images】


現所属:アントニオ・リュディガー、ダビド・アラバ、エデル・ミリトン、ナチョ・フェルナンデス、ヘスス・バジェホ

 レアル・マドリードの新たなセンターバック候補には、主に2人の名前が挙がっている。1人目はFIFAワールドカップカタール2022で衝撃的な活躍を披露したクロアチア代表のヨシュコ・グヴァルディオル。そして2人目がベンフィカに所属するポルトガルの新たな大器、アントニオ・シウバだ。前者は21歳、後者は19歳と将来性を考えても魅力的な存在である。

 当然ながら彼らを引き抜くのは簡単なことではない。RBライプツィヒとの契約を2027年まで残すグヴァルディオルに関しては移籍金1億ユーロ(約140億円)から1億1000万ユーロ(約154億円)が必要とされており、A・シウバの契約解除金は1億ユーロ(約140億円)に設定されている。

 マドリーのセンターバック陣は人手が足りていないわけではない。出場機会を得られていないヘスス・バジェホは退団する可能性があるが、アントニオ・リュディガー、ダビド・アラバ、エデル・ミリトンの3人は来季の残留がほぼ確実。いると助かるナチョ・フェルナンデスはクラブとの契約を新たに1年延長することが濃厚とされている。そのため、140億円以上の移籍金を投じ新戦力を獲得する必要性はそこまで高くないのではないか。

 スペインメディア『フットボール・エスパーニャ』も「CBの補強は最優先事項ではない」としており、さらに多額の移籍金はCBではなくジュード・ベリンガム獲得に費やすだろうとしている。仮にマドリーが新たなCBを獲得するならば、それは低額な移籍金、あるいは移籍金なしで獲ることができる選手限定になるかもしれない。

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