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マンU、デ・ヘアの契約延長が難航する2つの理由とは? 両想いでも交渉が長引く事情

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース


【写真:Getty Images】



デ・ヘアの契約延長が難航する理由とは

 イギリス紙『デイリー・メール』は現地時間10日、マンチェスター・ユナイテッドとGKダビド・デ・ヘアとの間で行われている交渉が長引く理由を報じている。デ・ヘアとマンUの契約は6月30日までとなっており、以前から契約延長に向けた交渉が続いている。



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 デ・ヘアは既にマンUのレジェンドと呼ばれる地位を確立している。週末のウェストハム戦ではクラブのGK最多出場記録を更新し、2月にはクラブの歴代最多無失点試合数の記録も塗り替えている。今季はプレミアリーグでトップのクリーンシート数も記録しているが、デ・ヘアに対してはサポーターからの批判的な意見も多い。

 以前からセービングの能力は高く評価されているものの、エリック・テン・ハフ監督の下で求められるビルドアップやスイーピングの能力は低く、今季は4度、失点に直結するミスがあった。これによりサポーターの間では新たなGKを求める声も少なくないが、テン・ハフ監督はあくまでも残留を望んでいると主張していると、同紙は伝えている。

 マンUは今季、マーカス・ラッシュフォードら5人と契約延長を成立させてきたが、6月30日に契約満了を迎えるデ・ヘアとはいまだに決着がついていない。その最大の要因は、クラブ最高額の週給37万5000ポンドにある。同紙によればマンUはデ・ヘアに減俸を求めているようだが、いまだに両者の妥協点を見出すには至っていない。

 また同紙は、もう一つの要因として、マンUは今夏にストライカーやMFの補強が予想されているため、デ・ヘアの代わりのワールドクラスのGKを獲得に資金を回す余裕がないことも伝えている。

 同紙の過去のインタビューの中で「もしテン・ハフ監督がここに残らせてくれたら、私は間違いなくここに残る」と語っていたデ・ヘア。両者は最終的にどのような妥協点を見つけることになるのだろうか。

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【了】

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