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プレミアリーグ 11か月前

的中した? プレミアリーグ順位予想「答え合わせ」【1~10位】チェルシーの期待度は…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

チェルシー

ゴールを喜ぶチェルシーの選手たち
【写真:Getty Images】


監督:トーマス・トゥヘル→グレアム・ポッター→フランク・ランパード(暫定)
シーズン前予想順位:5位
最終順位:12位(11勝11分16敗)

 チェルシーにとって今季は最悪のシーズンとなっている。2003/04シーズンよりチームの強化に全力を尽くしてきたロマン・アブラモビッチ氏のオーナー退任の影響が結果として出てしまった。

 トッド・ボーリー新オーナーはクラブのGMを雇うのではなく、サッカークラブ経営の経験がないのにも関わらず自らが主導して移籍や監督人事などを決めた。これが全ての元凶となり、方針が合わなかったトーマス・トゥヘル監督を夏の移籍市場が閉じた直後に解任。トゥヘルがいることでチェルシーに加入したピエール=エメリク・オーバメヤンは宙ぶらりんの状態になるなど、最悪のマネジメントだった。

 後任に就いたグレアム・ポッター監督も成績不振のため4月に解任。同監督はスウォンジー、ブライトンでも自らのスタイルを植え付けるのに時間がかかる指揮官であるため、我慢をする必要があったが、クリストファー・ビベルTDらはそれができなかった。

 そしてその後任にクラブレジェンドであるフランク・ランパードを暫定監督として招聘したが、前回の監督時に選手との間で問題があった同氏のもとでは一切の解任ブーストがかからず、公式戦11試合で1勝2分8敗とさらに低迷。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はベスト8で敗退し、プレミアリーグは12位でのフィニッシュとなった。

 その結果、来季の欧州カップ戦出場権を逃したわけだが、現在トップチームだけで33名の選手がいるという異常事態となっている。旧体制からいる選手と新体制の選手の間での給与の差も大きいなど、ピッチ外での課題も山積みだ。マウリシオ・ポチェッティーノの監督就任が発表されたが、まずはこれらの問題を解決しない限り、再び上位争いに食い込むのは不可能だろう。

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