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海外サッカー 11か月前

まるで別人? なぜかブラジル代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ラフィーニャ(サンパウロ)

バイエルン・ミュンヘン在籍時のラフィーニャ
【写真:Getty Images】


生年月日:1985年9月7日
ブラジル代表成績:4試合0得点0アシスト

 シャルケで5シーズン、さらにバイエルン・ミュンヘンでは8シーズンを過ごし、ブンデスリーガで計13シーズンを戦ったラフィーニャもブラジル代表で活躍できなかった選手の1人だ。同選手は2005年に加入したシャルケで攻撃的な才能を発揮。右SBの絶対的なレギュラーとして活躍すると、ジェノアを経て2011年夏にバイエルンへ加入した。

同クラブでは、フィリップ・ラームという絶対的な選手がいたため2番手としての起用が多かったが、それでも年間30試合近くは稼働。2013年にジョゼップ・グアルディオラ監督が就任すると、ラームがボランチにコンバートされたことでラフィーニャは右SBで多くの出場機会を得た。その後、2018/19シーズン終了後にバイエルンを退団し、フラメンゴ、オリンピアコス、グレミオを経て、現在はサンパウロでプレーしている。

 ラフィーニャはシャルケ在籍時の2008年にブラジル代表デビューを果たしたが、当時の同代表にはマイコン、ダニエウ・アウベスの2人のワールドクラスの右SBがいたため代表に定着することはできなかった。同選手はデビュー戦後に代表から遠ざかることになり、2014年、2017年とその後2度に渡ってブラジル代表に復帰したが、ピッチに立ったのは4試合のみで、プレー時間は214分に終わっている。

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