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海外サッカー 11か月前

まるで別人? なぜかイタリア代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ダリオ・ヒュブナー

 Dario Hübner
【写真:Getty Images】

生年月日:1967年4月28日
イタリア代表成績:なし

 セリエCやセリエBでゴールを量産していたストライカーが初めてセリエAに参戦したのはなんと30歳。超遅咲きだった。しかし、この男は年齢を重ねるにつれ衰えるどころか凄みを増していくことに。毎シーズンのようにセリエAで二桁得点を奪い、2001/02シーズンにはダビド・トレゼゲ(当時ユベントス所属)と並び、35歳にして得点王の座を掴み取っている。

 上記したように、ダリオ・ヒュブナーはリーグ戦でコンスタントにゴールネットを揺らしていたのだが、イタリア代表に招集されることは一度もなかった。そもそもブレイクが30代ということもあるが、当時のライバルはロベルト・バッジョやアレッサンドロ・デル・ピエロ、クリスティアン・ヴィエリなど錚々たるメンバー。彼らの間に割って入るのは容易ではなかった。

 また、色々な意味で豪快な男であり、カードコレクター、大酒飲み、そしてヘビースモーカーとしても知られていた。こうした規律の悪さも、イタリア代表とは縁がなかった理由だろう。ただ、これだけキャラクター性のある同選手を一度はアッズーリで見たかったと思った人は少なくないはずだ。

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