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アーセナルは16歳MFをどう育成すべき?ウィルシャーのようにならないためのOBの提案とは?

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



アーセナルは16歳MFをどう育成すべき?

 イギリスメディア『ザ・ブーツ・ルーム』は現地時間9日、アーセナルがドイツで行うプレシーズンマッチに、同クラブのユースに所属している16歳MFイーサン・ヌワネリが帯同すると報じた。ユースから若き新戦力が加わる可能性があるが、クラブの育成には重要な課題もあるようだ。



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 アーセナルは今夏、大型補強を敢行しており、チェルシーからハフェルツを獲得し、MFデクラン・ライスやDFユリアン・ティンバーとの契約も間近に迫っている。一方で、ミケル・アルテタ監督はユースに在籍するヌワネリをプレシーズンでトップチームに帯同させ、プレーするチャンスを与える可能性があるようだ。

 年代別のイングランド代表にも選出されているヌワネリは、主に守備的MFとしてユースの試合で経験を積んでいる。昨年の9月には、15歳で史上最年少となるプレミアリーグデビューを果たしており、若手有望株として期待されている存在だ。

 また、イギリスメディア『jbインターナショナル・トレーニング』によると、元アーセナルMFのレイ・パーラーも「彼には大きなポテンシャルがある」と、若き才能に期待を寄せている。 

 ただ一方で、パーラーは、かつて若くして才能を評価されながらも輝かしいキャリアを送ることができなかったジャック・ウィルシャーを引き合いに出し、ヌワネリの育成の仕方について次のように言及している。

「ミケル・アルテタは彼の将来について大きな計画を持っていると確信している。アーセン(・ヴェンゲル)がジャック・ウィルシャーを育成したのと似たように、彼が徐々に選手を成長させていくことを期待している。彼(ウィルシャー)が16歳の時に持っていたポテンシャルは誰が見ても間違いなかった。しかし、彼は特別な才能を持っていたため、おそらく若い頃はあまりにも多くの試合に出場したが、それがおそらく彼が多くの怪我を負った理由になったのだろう。この年齢の彼にとっては、練習場で何をするかが最も重要なこと」

 大きな才能を持ったヌワネリは、トップチームの試合に出場することで成長していくのか、それともトレーニング中心にじっくりと育成されていくのか。今後、ヌワネリがどのようなキャリアを歩むのかは、アルテタ監督の起用方法に委ねられている。

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【了】

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