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新ビッグ6はどこだ! プレミアリーグ順位予想1~6位。優勝はマンC?アーセナル? それとも…

シリーズ:プレミアリーグ順位予想 text by 編集部 photo by Getty Images

5位:ニューカッスル

2023/24シーズンを戦うニューカッスル
【写真:Getty Images】


監督:エディ・ハウ(3年目)
22/23リーグ戦成績:19勝14分5敗(4位)

 昨季エディ・ハウ監督のもとで大躍進を遂げたニューカッスルは、今夏にサンドロ・トナーリとハーヴィー・バーンズを獲得。主力選手では誰も引き抜かれていない上に、今冬に加入したアンソニー・ゴードンもようやくフィットするなど、充実の戦力を整えることができている。

 昨季のようにプレミアリーグのみの戦いとなれば、2年連続でのトップ4入りの可能性も十分にあるだろうが、それが難しいと予想をしたのは、彼らにとって“未知の領域”となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での戦いを考慮してのことだ。週2開催のペースで強度の高い試合が行われる中で、ニューカッスルの生命線でもある攻守の切り替えの速さをどのレベルで維持できるかどうかは、ハウ監督の手腕にかかっている。

 だが、同監督には選手時代を含めてCLや欧州大会の経験がない。新加入のトナーリや主将のキーラン・トリッピアーはヨーロッパでの経験は豊富だが、主力選手の大半にもその経験がないことも気になるところだ。

 そして現状では全く進んでいないCBの補強も懸念をされている。レギュラーCBのスヴェン・ボトマンとファビアン・シェアに次ぐ選手は、普段は左SBで出場しているダン・バーンと、昨季プレミアリーグでの先発が2試合しかなかった主将のジャマル・ラッセルズの2名しかいない。

 現時点ではCBではなく、左SBに新戦力を追加してバーンをCBとカウントするプランが濃厚だ。ただ、それに関わらず、レギュラーCBのうち一人でも怪我人が出てしまうとなれば、一気にパフォーマンスが下がってしまう恐れがある。怪我人がいなくとも、この陣容ではCBのターンオーバーは難しいだろう。昨季マンチェスター・シティと並んで最少タイの33失点でプレミアリーグを戦い抜いたニューカッスルだが、特定のCBに疲労が積み重なれば失点が増える可能性がある。彼らの最大の強みでもある「守備力」を維持したいのであれば、即戦力のCBの補強が必須と言えるのではないだろうか。

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