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圧倒的センス! マンチェスター・ユナイテッド歴代最高の司令塔5人。クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:歴代最高の司令塔5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:マイケル・キャリック(元イングランド代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1981年7月28日
マンチェスター・ユナイテッド通算成績:464試合24得点36アシスト

 2006/07シーズンから2017/18シーズンまでマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたマイケル・キャリックは、相方を変えながら長く司令塔としてチームの背骨を担った。

 この元イングランド代表MFは、中盤の底からワイドにパスを散らしつつ、スペースを見つけると速くて正確な縦パスを前線の選手に当てることで、攻撃のリズムを作った。マンチェスター・ユナイテッドには伝統的に優れたFWが所属しており、豪華な攻撃陣を「縁の下の力持ち」として支える存在だったと言える。

 特にキャリックが秀でていたと言われるのがポジショニングだ。スペイン代表で長くレギュラーを務めたシャビ・アロンソも「私はいつもキャリックを見てきた。彼は常に正しいポジションを取っている」と太鼓判を押している。

 攻守ともにサッカーIQが高い選手で、“ピッチ上の指揮官“として常にチームの最適なバランスを取り続けた。通算34試合の出場に留まったイングランド代表では、スティーブン・ジェラードやフランク・ランパードの陰に隠れる存在だったが、マンチェスター・ユナイテッドでは通算464試合出場と、長くチームの中心選手として多くのタイトル獲得に貢献した。

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