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圧倒的センス! チェルシー歴代最高の司令塔5人。クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:歴代最高の司令塔5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ジョー・コール(元イングランド代表)

ジョー・コール
【写真:Getty Images】


生年月日: 1981年11月8日
チェルシー所属時期:2003年〜2010年
チェルシー通算成績:281試合39ゴール45アシスト

 ジョー・コールは、現在のフットボールでは少なくなった純粋な10番タイプの選手だ。

 2002/03シーズン年に2部へ降格してしまったウエストハムからチェルシーに加入し、04/05シーズンから指揮を執るジョゼ・モウリーニョ監督の下で躍動。トップ下と右ウイングを主戦場として、チームの攻撃にアクセントを加える役割を果たした。

 圧倒的なドリブルテクニックが魅力的だった。緩急を活かしたドリブルで、一瞬で相手選手を抜き去り、チャンスを作り出す。持っている技術がハイレベルであるがゆえに球離れが悪く、独善的なプレーで攻撃を停滞させる原因になっていた時期もあったが、モウリーニョの下で改善している。天性のオフェンスセンスとテクニックを生かして、ペナルティエリア内にいる味方に針の穴を通すようなパスを届けていた。

 モウリーニョに率いられたチェルシーは、04/05シーズンのプレミアリーグを制覇した。ジョー・コールは主力としてチームに貢献し、翌シーズンには連覇を決定づけるスーパーゴールを決めた。ジョー・コールが過ごした7年間は、往年のチェルシーファンの記憶に深く刻まれている。

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