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圧倒的センス! チェルシー歴代最高の司令塔5人。クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:歴代最高の司令塔5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:フランク・ランパード(元イングランド代表)


【写真:Getty Images】


生年月日: 1978年6月20日
チェルシー所属時期:2001年〜2014年
チェルシー通算成績:648試合211ゴール145アシスト

 チェルシーの歴史を語る上で、この選手を避けては通れないだろう。

 フランク・ランパードは2001年にチェルシーに加入した。加入初年度の01/02シーズンから主力の座をつかみ、リーグ戦37試合に出場。そこから13シーズンにわたってブルーズ(チェルシーの愛称)でプレーし、クラブに3度のプレミアリーグ優勝とチャンピオンズリーグ初優勝をもたらしている。

 中盤の選手として完成度が高く、圧倒的な得点力を持つことこそがこの選手の特徴だ。豊富な運動量でピッチを駆け回り、相手からボールを奪うと正確なパスを味方に供給。そこから絶妙なタイミングでゴール前に飛び込み、遜色なく使える両足から高精度のミドルシュートを放つ。プレミアリーグでは10シーズン連続で2桁得点を達成する快挙を成し遂げ、チェルシーではMFの選手ながら211得点を決めてクラブ歴代最多得点記録を保持している。

 昨季には、2度の監督交代が行われ不振に陥っていたチェルシーに監督として復帰。最終的に12位フィニッシュと立て直しはできなかったものの、就任時、すでに厳しい状況だった古巣からのオファーを快諾したランパードのチェルシー愛は本物だ。

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