疲労困憊の久保建英は使うべき？

　カナダ代表戦では右サイドバックの毎熊晟矢がアピールに成功したが、チュニジア代表戦では菅原由勢に出番が回ってくるだろう。伊藤洋輝はチームを離脱したため、左サイドバックは2試合続けて中山雄太が務めることになりそうだ。

　カナダ代表戦で出番がなかった守田英正は中盤の一角に絶対に入ってくるはずだ。61分に退いた遠藤航も入れたいところだが、遠藤の実力は十分に分かっている。最後のテストマッチということを考えると、カナダ代表戦で良さを出した川辺駿を長い時間見てみたい。カナダ代表戦同様に、［4-2-3-1］と［4-3-3］を試合中に変えることも可能で、もし遠藤が不在となれば、守田を中心に柔軟な対応ができるかどうかがこの試合のポイントになるだろう。

　2列目は久保建英、南野拓実、旗手怜央の3人を推薦する。レアル・ソシエダで過密日程を強いられていた久保も、つかの間の休養を与えられてチュニジア代表戦に臨む。三笘薫、中村敬斗と、アクシデントが続く左サイドには旗手を起用して選手層に厚みを出したいところだ。

　1トップは上田綺世がいいだろう。浅野拓磨とは違った良さが出せるFWで、ゴール前で仕事のできる南野とプレーすることでどのような化学反応を起こすのかに注目したい。トルコ代表戦、カナダ代表戦と浅野拓磨が結果を残しているだけに、上田にとっては生き残りをかけた重要な一戦になるだろう。