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獲得を後悔? プレミアリーグ、今夏の補強ワーストイレブン。期待外れとなっている新戦力たち

シリーズ:補強ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

SB


【写真:Getty Images】


RSB:ゴンサロ・モンティエル(アルゼンチン代表)
生年月日:1997年1月1日
所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト
移籍金:ローン移籍
今季リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト

 PK戦までもつれた昨年のカタールワールドカップ決勝で、アルゼンチン代表の最後のキッカーを務めたゴンサロ・モンティエルは今季よりノッティンガム・フォレストでプレーをしている。しかし、現時点ではほとんど出場機会を得られていない。

 その理由は欧州カップ戦がないのにも関わらず、右SBの選手が飽和していることにある。ファーストチョイスのセルジュ・オーリエは、主将のジョー・ウォーラル不在時にはキャプテンマークを巻くほどチームの中で絶対的な存在だ。彼を1番手としつつ、左SBでプレーをすることが多いオラ・アイナとニコ・ウィリアムズも右SBでプレーできるため、今夏にモンティエルを獲得した意味があまり感じられない。

 その結果、プレミアリーグでは9節終了時点で4試合の出場に留まっている。先発は1度、それもバーンリー戦の53分間と後半早々に途中交代となっており、スティーブ・クーパー監督の中での序列は低い。現在はセビージャからのローン移籍で加入中だが、1100万ユーロ(約15.6億円)と報じられている買い取りオプションが行使される可能性はかなり低そうだ。


【写真:Getty Images】

LSB:ヌーノ・タバレス(U-21ポルトガル代表)
生年月日:2000年1月23日
所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト
移籍金:ローン移籍
今季リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト

 一昨季のアーセナルでは失格の烙印が押されてしまったヌーノ・タバレスだが、マルセイユでプレーした昨季は左WBとして6ゴールを決める大活躍。自慢のスプリント力とキック力を武器にフィニッシャーとして躍動していた。

 現在もアーセナルが保有権を持つタバレスは今夏にノッティンガム・フォレストへとローン移籍した。現時点での先発出場の機会はマンチェスター・シティ戦のみで、この試合では負傷のため39分に途中交代となっている。そのため3試合で94分のみと出場機会が伸びていない。

 タバレスが負傷離脱した時点では、オラ・アイナが左WBの一番手で、次点にこのU-21ポルトガル代表DFが控えていた。しかし、離脱期間中にハリー・トフォロが先発に抜擢されると、今季初戦となったブレントフォード戦で1アシストを記録。続くクリスタル・パレス戦でも好パフォーマンスとレギュラーの座を掴んでもおかしくないほど評価を高めている。となると、タバレスは復帰して以降も3番手となってしまう可能性が高く、指揮官の評価を覆す猛アピールをしない限りレギュラー定着への道のりはかなり険しいものになりそうだ。

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