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エムバペ、バロンドールをメッシに譲る

　2023年のバロンドールが期待されたパリ・サンジェルマン所属のFWキリアン・エムバペだが、インテル・マイアミFWリオネル・メッシにその座を譲った。エムバペがバロンドールを取るには何が足りなかったのか。来年の栄冠に向け必要なものをフランスメディア『French Football Weekly』などが指摘している。

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　フランス時間10月30日にバロンドールの順位が発表され、メッシが1位、FWアーリング・ブラウト・ハーランドが2位。エムバペは3位となった。

『French Football Weekly』は、アルゼンチン対フランスのカードとなったFIFAワールドカップカタール2022の決勝でフランスが勝っていれば「結果は間違いなく変わっていた」と、エムバペが今年バロンドールを獲得できなかった理由を指摘した。

　ハーランドとエムバペは、来年も引き続きバロンドール候補だと同メディアは考察。その上でエムバペにとっては、2024年のパリ五輪（オリンピック）とユーロ2024（EURO2024）がカギになると伝えた。特にEURO2024が重要で、エムバペが活躍すればサッカーノルウェー代表としてワールドカップ、EUROの本大会に進出していないハーランドと違いをつけられると指摘している。

　加えて同メディアは「バロンドール獲得のためにパリ・サンジェルマンを去る？」と小見出しを打ち「それこそがバロンドールに向けたもう一つの道」と伝えた。フランスメディア『Le10sport』も、バロンドールのためにパリ・サンジェルマンから移籍するべきだと提言している。