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久保建英 6か月前

最悪のデジャブ。久保建英は落胆? バルセロナ戦、ジェンガの如く崩壊した理由【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第12節、レアル・ソシエダ対バルセロナが現地時間4日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利している。サッカー日本代表MF久保建英はフル出場を達成し、バルセロナを苦しめていた。しかし、久保含めた主力選手たちの奮闘はまたしても水の泡となってしまった。(文:小澤祐作)


バルセロナの一撃に屈したレアル・ソシエダ


【写真:Getty Images】

 今季ベストと言ってもいい内容だった。それでも、勝ち点3には届かなかった。レアル・ソシエダにとっては、あまりに残酷な結末だ。

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 ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ1回戦でほぼすべての主力を休ませていたこともあり、ソシエダのテンションは立ち上がりから最高潮だった。スタジアムに詰めかけた大勢のサポーターの声援もパワーとなり、バルセロナを勢いで圧倒している。

 その証拠とも言うべきか、前半のシュート数はバルセロナの3本に対しソシエダは8本だった(スタッツはデータサイト『Who Scored』を参照)。GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのファインセーブがなければ、ソシエダが早々にゲームを決めていても不思議ではなかった。

 後半もペースはホームチーム。シャビ・エルナンデス監督は状況をガラリと変えるような手を打つことができず、ただただピッチに立つ選手たちの奮闘を見守るしかなかった。

 しかし、最後に笑ったのはイマノル・アルグアシル監督ではなく、シャビ監督だった。90+1分、敵陣中央でボールを持ったイルカイ・ギュンドアンが柔らかいクロスをボックス内に放り込むと、ロナルド・アラウホが倒れ込みながらヘディングシュート。これがGKアレックス・レミロの股下を抜け、ゴールネットに突き刺さった。最初はアラウホのオフサイドと判定されたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックの結果、得点が認められることになった。

 試合はこのまま0-1で終了。ソシエダは今季初めてホームで勝ち点を落とすことになった。長い時間ペースを握りながら、なぜ最後にジェンガの如く崩壊してしまったのだろうか。

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