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沈黙の攻撃…。なぜアーセナルは封じられた? ニューカッスルを崩せなかった原因【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 竹内快 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第10節、アーセナル対ニューカッスル・ユナイテッドが現地時間4日に行われ、0-1でアーセナルは敗れた。ラフプレーなども含めて激しい球際の攻防が繰り広げられたこの試合で、アーセナルの枠内シュートはわずか1本。アーセナルには何が足りなかったのだろうか。(文:竹内快)


アーセナルが今季初黒星

アーセナルのデクラン・ライスとガブリエウ・マルティネッリ
【写真:Getty Images】

 セント・ジェームズ・パークに乗り込んだアーセナルは、今季リーグ戦で初めて黒星を喫した。

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 両チームとも激しい球際の攻防を繰り返し、お互い決定打を欠く状態が続く中で試合を動かしたのはニューカッスル・ユナイテッド。左サイドに流れたジェイコブ・マーフィーのシュートをゴールラインぎりぎりで拾ったジョー・ウィロックがボックス内へクロス。アーセナルの守護神ダビド・ラヤは処理できず、こぼれたボールをMFアンソニー・ゴードンが流し込んだ。先制されたアーセナルはオレクサンドル・ジンチェンコ、ファビオ・ヴィエイラ、レアンドロ・トロサールを投入しニューカッスルの守備のほころびを探し続けるが、結局無得点に終わった。

 ニューカッスルのゴールシーンで、ウィロックが残したボールは既にゴールラインを割っていたのか、はたまたジョエリントンとガブリエウ・マガリャインスの競り合いにファールはあったのか…。要所で主審の判断に疑問を持った人もいるかもしれない。

 しかし目を向けるべき点は他にもある。90分間でアーセナルの枠内シュート数はわずか1本に留まった(データサイト『SofaScore』参照)。負けにはならなかったかもしれないが、アウェイチームが勝ち点3を掴み取るの必要なプレーを見せれなかったのも事実。アーセナルに足りなかったものは何だろうか。

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